書名 99&1
著者 木下 豊
発行 文屋 株式会社ねづくり
判型 A5判
頁数 52ページ
仕様 モノクロ/上製本/和英併記
表紙 里紙 雪 四六判 100kg
本文 ヴァンヌーボV ナチュラル 四六判 105kg
本体価格 2,000円+税(税込 2,200円)
ISBN 978-4-907298-39-5
こちらの商品は、ご購入者さまご本人への発送はございません。
ご購入いただいた冊数分を、文屋より寄付先の施設へお届けいたします。
システム上、配送先情報の入力が必要となりますので、ご購入者さまご自身の情報をご入力ください。
『99&1』寄付本プロジェクト
この本を、
まだ出会っていない誰かへ。
一冊の本を贈ること。
それは、
答えを贈ることではないと思います。
励ますことでも、
教えることでもありません。
ただ、
その人が、ひとり静かに自分と向き合える時間を贈ること。
そんな願いから、
『99&1』寄付本プロジェクトを始めます。
『99&1』寄付本プロジェクトへ
これは本なのか?
余白そのものが、本文です。
ページを開く。
そこにあるのは、
ほんのわずかな言葉と、
大きな余白。
『99&1』は、
豊かさの源流を思い出すためにつくられた、
静かな書物です。
すでに、受け取っている。
私たちは、生まれたときから、
数えきれないものを受け取っています。
宇宙。
太陽。
地球。
空気。
水。
いのち。
そして、
目に見えるもの、
目には見えないもの。
けれど、日々を生きるうちに、
「ないもの」
「足りないもの」
に心を奪われ、
すでに受け取っている豊かさを
忘れてしまうことがあります。
『99&1』は、
そのことを
静かに思い出すための書物です。
何かを教える本ではありません。
こう生きなさい、とも言いません。
幸せになりなさい、とも言いません。
感謝しなさい、とも言いません。
言葉を極限まで少なくし、
その代わりに、
たっぷりと余白を残しました。
なぜなら、
余白は、何もない場所ではないからです。
余白を眺めていると、
ある人には、
大切な人の顔が浮かぶかもしれません。
ある人には、
懐かしい風景が現れるかもしれません。
ある人には、
忘れていた記憶がよみがえるかもしれません。
ある人には、
言葉にならない思いや感覚が
静かに立ち上がってくるかもしれません。
読む人によって違う。
同じ人でも、
開く日によって違う。
だから、この本には、
たくさんの言葉を入れませんでした。
読む人それぞれの何かが、
静かに浮かんでくる余白を、
残しておきたかったのです。
余白そのものが、本文です。
『99&1』は、
一度読んで
終わるための本ではありません。
人生の折々に、
ふと開く。
何度も開く。
うれしい日に。
迷っている日に。
何も考えたくない日に。
ただ、静かにいたい日に。
いつしか手になじみ、
その人とともに
歳月を重ねていく。
そんな一冊になればと願っています。
なぜ、この紙と製本なのか。
本書では、
紙も、
文字も、
製本も、
余白も、
すべてを一つのものとして考えました。
表紙には、
里紙 雪 四六判 100kg。
本文には、
ヴァンヌーボV ナチュラル 四六判 105kg。
そして、長く手元に置いていただけるよう、
柔らかな質感をもつ上製本にしました。
決して厚い本ではありません。
けれど、
情報の量ではなく、
この一冊とともに過ごす時間
を大切にしました。
紙や製本は、
本を立派に見せるためのものではありません。
『99&1』の世界を、
手で触れられるかたちにするために選びました。
99と1
私たちが生きていることを支えている、
数えきれない「おかげさま」。
そして、
そこから自然に生まれる、
ひとつの「ありがとう」。
『99&1』という書名には、
そんな思いが込められています。
けれど、
この本の答えを
著者が決めることはしません。
あなたにとっての
「99」と「1」は何でしょう。
その答えは、
この本の余白の中で、
いつか静かに
現れてくるかもしれません。
Everything is already here.
『99&1』は、
日本語と英語でつくられています。
国や地域、文化を越えて、
一人の人間として、
すでに受け取っているものを
静かに思い出すことができるように。
この小さな書物が、
小布施から日本へ。
日本から世界へ。
静かに旅をしていくことを願っています。
著者 木下 豊
1959年3月、長野県小布施町生まれ。
1999年、出版社「文屋(ぶんや)」を創業。「いい会社」「人としての生き方」「心の豊かさ」をテーマに、『いい会社をつくりましょう』『穴のあいた桶』、絵本『世界一のパン 〜チェルシーバンズ物語』『ちよにやちよに』『6さいのおよめさん』など約50冊を出版。
故・市村良三元小布施町長との約40年にわたる対話と、小布施での出版、農業、酪農、宿泊、まちづくりの実践から、「美日常」という概念を創案。
「美日常のいいまちをつくりましょう」
「暮らしにアートを、暮らしをアートに」
を提唱している。
現在、『99&1』で描いた世界をさらに展開する著書『美日常』を執筆中。
この一冊を、まだ出会っていない誰かへ。
『99&1』を、
児童養護施設、こども病院、刑事施設などへ届ける
「『99&1』寄付本プロジェクト」
を始めます。
あなたが一冊を購入する。
その一冊を、
あなたに代わって文屋が届ける。
一人では届けられない場所へ。
みなさまと一緒に、
一冊ずつ届けていきたいと思います。
『99&1』寄付本プロジェクトへ