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おやすみルーシー 〜ウイルスがやってきた!

1,650円(税150円)

DETAIL

文:ルーシー & 新妻 耕太
絵:こまちだ たまお
英訳:Yicheng Liu
発行:文屋
発売:サンクチュアリ出版
価格:1,500円+税
判型:B5判変形、上製本
頁数:40ページ
発売日:2021年4月25日
ISBN:978-4-86113-864-5 C0795 ¥1500E


国立国際医療研究センター
忽那 賢志(くつな さとし)先生推薦‼

正しい科学知識をやさしく教える
YouTube「新妻免疫塾」を運営する
若手研究者夫婦(スタンフォード大学)が美術家とコラボして
子どもたちに贈る免疫絵本



毎日新聞 2021年4月27日夕刊コラム


信濃毎日新聞2021年5月4日朝刊一面「斜面」

自分の体ってスゴイんだ!今こそ、免疫の不思議を絵本で子どもたちに!

著者 新妻耕太さんからのメッセージです。

Kouta & Lucy

みなさんはじめまして、新妻耕太と申します。私は米国スタンフォード大学で免疫学を研究している30歳の博士研究員です。同大学で研究職員をしている妻のLucy(ルーシー)と 「新妻免疫塾」 というYouTubeチャンネルを設立し、生命科学のおもしろさを届ける活動をしています。

新型コロナウイルス感染症が世界的に広がっています。「ウイルス」に関心をもつ子どもが増えています。子どもたちには、ウイルスと免疫細胞についての正しい知識が必要です。正しい知識があれば、未来にもし、新たな感染症が発生してしまった時にも、恐れすぎることなく、また気をゆるめすぎることもなく、落ちついて対応しながら生きていくことができます。
『おやすみルーシー』の主人公は、好奇心がいっぱいな女の子です。


ルーシーはある日、夢を見ます。体の中に入ってきたウイルスたちを迎え撃つ免疫細胞たちを助けようと、ルーシーも体の中を駆け回ります。そしてとうとう・・・
この絵本のポイントは、つぎの3つです。

体の中には、ウイルスから体を守ってくれる免疫細胞たちがいるよ!
免疫細胞は、どのようにしてウイルスから体を守ってくれるんだろう?
免疫細胞が活躍するために、私たちはどんな暮らしをつづければいいの?
免疫学はとても幅広く、難しく、そしてまだまだわかっていないこともたくさんある学問です。私は、スタンフォード大学で日々の研究を続ける現役の免疫学研究者として、科学的に正確な知識を、世界中の子どもたちに伝えていきたいと考えています。
Lucyを中心とした「チーム新妻免疫塾」は、子どもたちが自分の体を愛おしく思えるようなやさしい免疫絵本を出版いたします。

書名は『おやすみルーシー 〜ウイルスがやってきた!』です。

世界中の言語に翻訳出版して、世界中の子どもたちに届けたい! 世界出版の第一歩として、全編に英語を併記します。

そこでこの絵本では、プロの美術家の方に、親しみやすさと同時に「科学的にできるだけ正確であること」に気を配って、絵を描いていただきました。免疫細胞は私たちにそなわっている力強い味方です。この絵本を読んで、世界中の子どもたちに、「自分の体ってすごいんだ!」と思ってほしい。そんな願いを込めています。

私達はこの絵本を最初に届けたい人たちがいます。それは、児童養護施設と、こども病院(小児専門病院)で暮らす子どもたちです。そこで、2021年2月13日から4月30日まで、クラウドファンディングを行い、みなさまからのご支援を募りました。

児童養護施設には、さまざまな理由で生みの両親と暮らすことのできない、幼児から18歳までの子どもたちが共同生活を送っています。全国で599の施設に30,000人以上が暮らしています。こども病院は、未熟児や小児がんなどで特別に高度なケアや医療技術が必要な子どもたちが、さびしさとつらさに耐えています。全国に33のこども病院があります。

この絵本を、合計632の施設と病院の子どもたちにプレゼントしたい!そのために、みなさまのお力を貸していただきたくて、このクラウドファンディングを始めました。

その結果、第一次目標の150万円を開始から8時間で達成。第二次で設けた目標の500万円を4月28日に達成し、結果として638人のみなさんから5,177,000円のご支援をいただくことができました。達成率は345%でした。この結果、2,000冊を超すこの絵本を、全国の児童相談所(一時保護所)や、寄贈を希望する幼稚園・保育所などにプレゼントすることができました。ご賛同、ご協力くださったみなさまに、心より感謝を申し上げます。(クラウドファンディングのページ: https://readyfor.jp/projects/OyasumiLucy)

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

1.「チーム新妻免疫塾」の発足

2019年の暮れに新しい感染症が報道されて以来、世界の感染者数は日に日に拡大の一途をたどりました。2020年3月には私たちが住むカリフォルニアで外出制限の日々が始まりました。

ある日、Lucyがふと、こう言ったのです。

「医療従事者のみなさんは必死にがんばっているね。
私たちに何かできることはないのかな?」

感染症をどこか他人事のようにとらえてしまっていた私は、この言葉に衝撃を受けて考えをめぐらせました。

ウイルスに対する免疫応答の研究にたずさわった経験のある私たち2人の専門性
私が大学時代に塾講師として小中高生を指導していた経験
これらをもとに、私たちは新型コロナウイルス感染症に関わる基礎知識を専門用語なしに解説する動画教材を作ることを決めました。それをYouTubeで公開しはじめたのです。これが新妻免疫塾の発足です。結果として小学生からご高齢の方まで、多くの方々にご覧いただき、動画集は50万回以上再生されました。



またこれらの動画をもとにした書籍『Dr.新妻免疫塾 正しく知る!ウイルス感染と免疫の基礎』が東京図書から刊行されました。


書影:Dr.新妻免疫塾
『Dr.新妻免疫塾 〜 正しく知る! ウイルス感染と免疫の基礎』(東京図書。 2021年1月19日刊)

2.なぜ? 誰が? どんな絵本をつくっているのか?

おかげさまで、YouTube新妻免疫塾は視聴者のみなさまから多くの感謝の言葉をいただくことができました。しかしLucyには、ずっと引っかかっていた課題がありました。

私たちの動画では幼い子どもたちにまでは知識は伝わらない。
情報を得ることにおいて、誰一人として仲間外れにしたくない!

世界規模の感染症は、遠くない未来にまた発生する可能性があります。幼い子どもたちにも、漏らすことなく正しい知識を届けることがたいせつだと考えたのです。私たちはそのツールとして「絵本」が最適だと考え、とにかく作ってみることにしました。

しかし2020年5月に初めて試作した 絵本動画 を公開してみたものの、絵本制作の想像以上の難しさに、制作は行き詰まってしまいました。絵本はまさに究極のプレゼンテーションであることを思い知らされたのです。

そこでチームに加わってくださったのが、美術家のこまちだたまお先生です。私が園児のころに通っていた美術教室の先生です。20年以上に渡って美術教室で「表現することの喜び」を伝えつづけています。千葉市が発行した絵本『ぼくのわたしの ちばじまん 4つのたからもの』の作画担当でもあります。「アートはボーダーレスなコミュニケーションツール」。そうおっしゃる先生は、見る人の心があたたかくなるやさしいタッチの絵を描くお方です。

あとは出版社を探すだけです!(それが一番難しいのですが・・・)。出版業界にもたいへんな風が吹き荒れている中、ご賛同いただけたのが長野県小布施でお一人で、文屋(ぶんや)という出版社を経営する木下豊さんでした。木下さんはこれまで、40冊以上の本(うち絵本10冊)を出版してきました。絵本を子どもたちに届ける「寄付本プロジェクト」を運営され、15,000冊以上を国内外の子どもたちに届けてきた、サンタさんのようなお方です!

現役の小学校教諭で幼稚園免許も持つCHINAMIもアドバイザーに加わりました。

こうして2020年10月、「チーム新妻免疫塾」がスタート。私たち2人が暮らす米国西海岸と千葉、長野をつないで、オンラインの編集会議を何回も重ねてきました。

好奇心の旺盛な女の子ルーシーが、夢の中で免疫細胞と協力してウイルスを体から追い出すようすを描く「おやすみルーシー ウイルスがやってきた!」というストーリーが生まれました。



この絵本は、後半部に絵本に関わる科学知識を解説するルポ編があります。親や先生方が、物語の背景にある生物学の知識を知ること。それが、絵本を子どもたちに「読み語り」する場面で、伝え方に豊かな変化をもたらすと考えるためです。

さらに、ルポ編では北海道大学分子生体防御分野教授の高岡晃教(あきのり)先生に、「子どもたちに免疫を伝えるということ」について、コラムをご執筆いただきます。高岡先生は子ども向けに、免疫劇「からだをまもるんじゃー」を創作し、これまで1,000名以上の子どもたちに正しい科学知識を届けてきた、一流の研究者でありサイエンスコミュニケーターです。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

この絵本は、全編に英語を併記し、世界中の子どもたちに正しい知識を届けられるように工夫いたします。

世界中の子どもたちが体の中で働く免疫細胞たちに思いをはせ、「自分の体ってすごいんだ!」という気持ちを抱いてくれる未来を、祈っております。誠心誠意、がんばります。みなさまのご支援を、心よりお願い申し上げます。

2021年1月30日
チーム新妻免疫塾一同

▼「おやすみルーシー」絵本制作チームメンバー



朝日小学生新聞(2021年3月30日号)に紹介されました。


Lucy Xu: 中国上海生まれ。スタンフォード大学生命科学技術職員。2014年筑波大学生命環境学群生物資源学類卒。2014年筑波大学グローバル教育院ヒューマンバイオロジー学位プログラムに入学。YouTube新妻免疫塾プロデューサー。


新妻 耕太: スタンフォード大学博士研究員(免疫学)。博士(人間生物学)。2009年筑波大学生物学類卒。2018年筑波大学グローバル教育院ヒューマンバイオロジー学位プログラム卒。YouTube新妻免疫塾講師。


こまちだ たまお: 絵を描く人、美術を通じての共育活動人。東京藝術大学美術学部修士課程油画専攻修了。1998年より地元千葉・上総一ノ宮に戻り、たまあーと創作工房を開室。2019年より株式会社いろだまを設立。幼保育園・特別支援学校・障害者福祉事業所・児童養護施設・商業施設などで、アートを通じての学びと表現の機会を作るワークショップ活動をつづけている。

高岡 晃教: 北海道大学分子生体防御分野教授。免疫学会・がん免疫学会評議。日本インターフェロン・サイトカイン学会会長。小学生向けの科学教育プログラムを行う北大こども研究所の初代所長も務める。幼稚園や保育園への免疫学の出張講義の活動も行っている。


新妻 久美子: 耕太を含む3人の母。育児教室教員や顧客満足研修を行うコンサルタント業を経験。フリーのアナウンサーとしてCMのナレーションや司会業も行う。 YouTube新妻音読塾講師。

CHINAMI: 現役小学校教諭(5年目)。幼稚園教諭免許あり。大学時代の研究テーマは「幼児期における表現教育」。


木下 豊: 1999年長野県小布施にて出版社「文屋」を設立。「100年後も読み継がれる本」を多くの人に届けられるよう日々活動している。2人の息子が営む小布施牧場株式会社の「取締役用務員」も務める。

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